2008年 ANA「福岡・北九州・佐賀」3空港の相互利用開始 ― 2026年まで続いたマルチエアポート制度

ANAは2008年7月1日から、福岡空港・北九州空港・佐賀空港を対象とした国内線航空券の相互利用、いわゆる「マルチエアポート対応」を開始しました。

この制度では、対象となる予約変更可能なANA国内線航空券について、福岡・北九州・佐賀の3空港をまたいだ旅程を組むことができました。たとえば往路を羽田から福岡、復路を北九州から羽田とする往復利用や、福岡発として予約した航空券を佐賀発へ変更するといった取扱いが可能となりました。

羽田―北九州線はスターフライヤーとのコードシェア便でしたが、ANA便名で予約・発券した航空券のみが対象となり、スターフライヤー便名の航空券や国際航空券は対象外でした。また、北九州空港の旅客施設使用料の有無によって、空港変更時に差額精算が必要となる場合もありました。

制度開始に合わせ、ANAの国内線予約画面には「福岡・佐賀・北九州」という選択肢も設けられ、3空港の発着便をまとめて空席照会できるようになりました。北部九州に複数の空港が存在する特徴を生かした、ANA独自の国内線サービスでした。

この相互利用制度はその後長く運用されましたが、ANAは2026年5月18日をもって、福岡・北九州・佐賀3空港の相互利用を終了しました。本記事は、約18年にわたって続いた制度が始まった2008年当時の記録です。