2008年 スカイマーク乗員不足による大規模運休 ― 6月168便から633便へ

スカイマークは2008年6月、運航乗務員の確保が困難になったことから、羽田―旭川・札幌・神戸・福岡線などで、同月中に合計168便を運休することを発表しました。当時の運航計画のおよそ1割にあたる大規模な運休でした。

背景には、同社がボーイング767から737への機材更新を進めていた時期に、737を担当する乗員が退職するなどして必要な運航体制を確保できなくなったことがありました。運休便を予約していた利用者には、自社便・他社便への振替や払い戻しなどの対応が行われました。

その後、乗員不足の影響は7月・8月にも拡大し、追加で465便の運休が決定され、6月から8月までの運休は合計633便に達しました。国土交通省は同年6月、スカイマークに対し、余裕を持った運航体制の確保と利用者への速やかな情報提供、適切な振替対応などを求める文書指導を行い、立入検査も実施しました。

本記事は、航空会社の事業拡大や機材更新を支える乗員確保の重要性が、大規模な運休という形で表面化した2008年当時の国内航空事情を伝える記録です。