2007年 ANA「介護割引」を新設 ― 2026年まで続いた制度

2007年、ANAは国内線に新たな「介護割引」を設定しました。2007年7月1日搭乗分から開始され、介護保険の要介護認定を受けた方の家族が、介護する方と介護される方の最寄り空港を結ぶ路線を利用する場合に適用される運賃でした。

制度開始当初の運賃は片道運賃から約35%の割引で、要介護認定を受けた方1人につき介護する家族2人までが対象とされていました。

利用にはあらかじめ「ANA介護パス」の発行を受ける必要があり、当時は必要書類をANAの専用事務局へ郵送して申請する方式でした。ジェイプラザ四谷では、介護パス取得後の航空券予約・発券を取り扱っていました。

その後、2009年には対象が「要支援」の認定を受けた方の家族にも拡大され、介護者の人数制限も撤廃されました。また、専用の「介護パス」を発行する方式から、ANAマイレージクラブの会員情報に介護割引の利用情報を登録する方式へ変更されています。

こうして制度開始から約19年間続いたANAの「介護割引」ですが、国内線運賃体系の変更に伴い、2026年5月18日搭乗分をもって新規予約・発券・搭乗を終了しました。