超音速機コンコルドが引退。

英仏共同で開発された超音速旅客機「コンコルド」は、2003年10月24日、ブリティッシュ・エアウェイズによる最後の定期商業運航を終えました。最終便はニューヨーク・JFK空港からロンドン・ヒースロー空港へ向かったBA002便でした。

コンコルドは1976年に商業運航を開始し、音速の約2倍となるマッハ2級で大西洋を横断する旅客機として長年にわたり航空史を象徴する存在となりました。エールフランスも運航していましたが、同社はブリティッシュ・エアウェイズに先立つ2003年5月に商業運航を終了しています。

引退の背景には、2000年に発生したエールフランスのコンコルド墜落事故に加え、2001年の米国同時多発テロ後の航空需要低迷、機体の維持・改修費の増大などがあり、運航継続が難しくなっていました。

引退後、ブリティッシュ・エアウェイズやエールフランスが運航していたコンコルドの機体は各地の博物館などで保存・展示されています。コンコルドの引退によって超音速旅客機による商業運航はいったん途絶え、その後も次世代の超音速旅客機の研究・開発が続けられています。