この記事は2003年10月1日に、東海道新幹線品川駅の開業と同日の大規模なダイヤ改正について掲載したものです。品川駅開業と同時に東海道新幹線は全列車が最高速度270km/hとなり、「のぞみ」を中心とする列車体系へ大きく転換しました。その後2008年には品川駅に東海道新幹線の全列車が停車するようになり、2023年には開業20周年を迎えました。ジェイプラザ・オンラインの過去の記録として、当時「トピックス」としてご案内していた内容を保存しています。
2003年10月1日、東海道新幹線の品川駅が開業しました。東海道新幹線としては17番目、15年ぶりとなる新駅で、午前6時27分には品川駅に停車する最初の列車「のぞみ41号」が広島へ向けて出発しました。
品川駅の開業に合わせて、東海道新幹線では当時として過去最大規模のダイヤ改正が行われました。全列車を最高速度270km/hで運転できる車両に統一し、「のぞみ」を1時間あたり最大3本から7本へ大幅に増発。「ひかり」を中心としていた列車体系から「のぞみ」中心へと大きく転換しました。
開業当初、品川駅には1日186本の新幹線が停車しました。東京南西部などから新大阪方面へ向かう場合、東京駅を経由するより所要時間を短縮できる新たな新幹線ターミナルとして期待されました。
「のぞみ」の料金体系も見直され、それまで全車指定席だった「のぞみ」に初めて自由席が設けられました。当時の東京-新大阪間は、指定席が14,720円から14,050円へ値下げされ、自由席は13,240円に設定されました。航空各社も東京-大阪間の運賃やサービスを強化しており、品川駅開業は新幹線と航空機の競争をさらに激しくする大きな節目となりました。
また同日、山陽新幹線の小郡駅は「新山口駅」へ改称され、新たに「のぞみ」の停車駅となりました。
その後も品川駅の役割は拡大し、2008年3月には東海道新幹線の全列車が停車する駅となりました。東海道新幹線も2015年には最高速度285km/h運転を開始するなど進化を続け、品川駅は現在も東京側の主要な新幹線ターミナルのひとつとなっています。