この記事は2003年9月18日に、エールフランス航空とKLMオランダ航空の経営統合交渉について掲載したものです。両社は同年9月30日に統合計画を正式発表し、2004年に「Air France-KLM」が誕生しました。当時、統合への参加に関心を示していたアリタリア航空は加わりませんでしたが、その後Air France-KLMとの資本・業務提携を経て、2021年に運航を終了しました。ジェイプラザ・オンラインの過去の記録として、当時「トピックス」としてご案内していた内容を保存しています。
2003年9月、エールフランス航空とKLMオランダ航空が経営統合に向けて交渉を進めていることが明らかになりました。両社は基本的に合意する方向にあり、統合が実現すれば欧州を代表する大規模な航空グループが誕生するとみられていました。
この動きに対し、当時エールフランスとの提携強化を望んでいたイタリアのアリタリア航空も参加に関心を示していました。しかし、エールフランスとKLMは同年9月30日に両社による統合計画を正式発表し、2004年に「Air France-KLM」が誕生しました。両航空会社はそれぞれのブランドを維持しながら、同じ航空グループとして現在まで事業を続けています。
一方、アリタリアはこの統合には加わりませんでしたが、2009年にはAir France-KLMが同社株式の25%を取得し、提携関係を深めました。その後、旧アリタリアは経営難を経て2021年に運航を終了し、同年10月から新たなイタリアの航空会社ITA Airwaysが運航を開始しました。
さらにそのITA Airwaysは、2025年にLufthansa Groupが41%を取得。2026年にはLufthansaが持株比率を90%へ引き上げるオプションを行使しており、2003年当時にエールフランス・KLMとの連携を模索していたイタリアの航空会社をめぐる状況は、その後大きく変化しました。