2003年 ANA国内線運賃値上げ ― JAL・JAS統合後の値下げから旧水準へ

ANAは2003年4月30日、同年7月から9月搭乗分の国内線運賃の一部変更を国土交通省へ届け出ました。このうち片道運賃については、対象となる37路線で約11%の値上げが行われました。

この37路線は、JALとJASの経営統合に伴う運賃改定を受け、2002年10月にANAが普通運賃を10%引き下げていた路線でした。今回の改定では、その運賃をおおむね値下げ前の水準へ戻す形となりました。

当時はJALとJASの経営統合が進むなか、航空各社が国内線の運賃体系を相次いで見直していた時期でした。ANAでは片道運賃のほか、往復割引や回数券、WEB割などについても一部値上げを実施しました。

本記事は、航空会社の再編と競争が国内線運賃に直接影響していた2000年代初頭の状況を伝える記録です。