2009年 第172回「鴨川をどり」観覧券販売 ― エースJTB枠と個別手配の記録

第172回「鴨川をどり」は、2009年5月1日から5月24日まで開催されました。ジェイプラザではオンライン予約センターおよび四谷カウンターで観覧券を取り扱い、2009年度の当店取扱分は最終的に完売となりました。

当時の取扱席種は、茶券付特別席(指定席)4,500円、特別席(指定席)4,000円、普通席(指定席)2,000円で、大人・こども同額でした。公演は12時30分・14時20分・16時10分の1日3回で、公演時間は約1時間15分でした。

すべて指定席でしたが、座席位置や席番号の希望を受け付けることはできず、座席は手配先におまかせとなっていました。

販売方法には複数の手配経路がありました。「茶券付特別席」はエースJTB商品としてジェイプラザ側で在庫販売を行い、原則として即日回答が可能でした。一方、「特別席(茶券なし)」「普通席」、またはエースJTBの茶券付特別席枠が完売した場合は、先斗町歌舞練場への手配を行っていたため、回答まで2~3日程度を要しました。この場合、申込み前の空席状況の案内は行っていませんでした。

申込みは1名から受け付け、公演日の14日前を締切としていました。茶券付席では公演の40分前までに到着し、観覧前のお茶席で芸妓によるお點前を楽しむ内容となっており、特製皿も付いていました。

エースJTB商品として手配した場合は、事前にお渡しする「エース整理票」を当日現地で観覧券の実券へ引き換える方式でした。茶券付特別席は公演の40分前まで、茶券なしの観覧券は20分前までに引換えを済ませる必要があり、席番号は実券へ引き換えるまで分かりませんでした。

この時点では「京都のおどり」専用のオンライン申込フォームはまだなく、既存の「エースJTB国内旅行」申込フォームを利用して受付を行っていました。鴨川をどり観覧券だけを単独で申し込むことも可能で、フォームの「ツアー名」欄へ「鴨川をどり観覧券」と入力し、宿泊旅行などに使用する不要な項目は空欄としたうえで、「その他ご連絡・ご要望事項等」欄へ希望公演時間や第2・第3希望を記入していただく方式でした。その後の手配回答や連絡はメールで行っていました。

当時のジェイプラザでは、エースJTBとしてあらかじめ確保された観覧券の販売と、必要に応じて現地へ個別に依頼する手配を組み合わせながら、京都の花街公演を販売していました。こうした受付を続ける中で申込みが増加し、その後、おどり観覧券に特化した専用申込フォームと販売コーナーへ発展していきました。

本記事は、第172回「鴨川をどり」の販売記録であるとともに、現在まで続くジェイプラザの京都のおどり観覧券販売が、汎用の国内旅行申込フォームと複数の手配方法を組み合わせて運営されていた時期を伝える記録です。