JAL国内線「クラスJ」誕生。スーパーシートに代わり2004年6月から。

2004年2月、JALは国内線に新しい座席クラス「クラスJ」を導入すると発表しました。サービス開始は同年6月1日で、それまで提供していた「スーパーシート」は5月31日をもって終了しました。

クラスJは、「もっと気軽にくつろぎの空間を、より多くのお客様に」という考え方のもと、当時は普通席運賃に一律1,000円を追加することで利用できる新しいサービスとして登場しました。

新しい専用シートは、前後の座席間隔が平均95cmと普通席より広く、シート幅や肘掛けにもゆとりを持たせた設計となりました。また、従来のスーパーシートより提供座席数を大幅に増やし、より多くの利用者が選べる中間クラスとして展開されました。

クラスJは導入後、平均利用率が85%を超えるなど好評を博し、2004年度にはシートがグッドデザイン賞を受賞しました。その後も対象機材や座席数が拡大され、2024年にはサービス開始20周年を迎えています。

2026年現在もクラスJは、JAL国内線における普通席とファーストクラスの中間に位置する座席クラスとして提供されています。現在の運賃体系では、導入当初のような一律1,000円加算ではなく、路線や運賃、予約時期などによって普通席との差額が異なります。

クラスJは、JALと経営統合した日本エアシステム(JAS)が1997年から提供していた「レインボーシート」とも共通する発想を持つサービスでした。レインボーシートは普通席とスーパーシートの中間に位置し、最終的には普通席に1,000円を追加することで、よりゆとりのある座席を利用できる仕組みでした。

JASのレインボーシートは経営統合の過程でいったん姿を消しましたが、その翌年に登場したクラスJは、「少ない追加料金で、座席の快適さを一段上げる」という考え方を全国のJAL国内線へ広げたサービスとも見ることができます。2004年に始まったこの仕組みは、その後20年以上にわたりJAL国内線の定番として定着しました。